鳴子温泉郷の3/30の現況

 
みなさまへ

寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか?

避難所からの各2次避難所までの集団移動のとりまとめも
進んでいるようです。

実際には、まだ身内に行方不明の方がおられたり、仕事の事や
家の事など、気持ちの問題や様々な理由から故郷を離れるのは
忍びないことと思います。
鳴子温泉郷も、被災地の受入れを大崎市あげて表明しており
4月の上旬には希望者が移動してみえると思います。

受入れ人数や期間はまだ未定の部分が多いです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

旅館大沼は、ほぼ平常通り営業しています。

離れの「母里の湯」などはクローズしていますが、館内のお風呂
は存分にお楽しみいただけます。

お食事も、品数は少なくなっていますが、一品一品丁寧におつくりしております。

現在、震災後の特別プランを設定して皆様のお越しをお待ちしております。


お一人様 6800円(タオル付) 浴衣とバスタオルをつける場合は7600円(税込) 

 

【鳴子温泉郷近辺のライフライン状況 3/30現在】


・電気・ガス・水道すべて整っております。
・ガソリンはやはり入手困難ですが、やや改善してきています。

・灯油、プロパンの入手はかなり改善しています。

【食糧】
・物流も改善傾向にあり、スーパーも営業時間を短縮して営業しています。

(乳製品が入手しにくい傾向があります)
・米には余裕があります。

【交通】
・仙台ー鳴子間の高速バスは運行しています。
http://www.naruko.gr.jp/file-timetable/220301-bus-time/220301-miyakoubus-sendai.pdf
JR東北新幹線、JR陸羽東線は不通です。

【輸送】
・クロネコヤマト、佐川急便は営業しています。(メール便、クール便は不可)

・ゆうパックは取り扱い不可。

【通信】
・電話回線、インターネットはつながります。
・郵便業務は行っています。

【消耗品関連】
・物流が改善してきているので、揃ってきています。(一部個数制限もあります)

【コンビニエンスストア】・「ファミリーマート」「セブンイレブン」「サンクス」各店

下記コンビニエンスストアは毎日ではありませんが、何日かおきに営業時間をしぼって

開店しています。品数はかなり少ないです。

(さきほど寄ったファミリーマートではおにぎり以外食べ物はほとんどありませんでした)

以上、ご報告でした。


東日本大震災につきまして

このたびの大震災にて、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
また亡くなられた多くの方々に、心よりお悔やみを申し上げます。 

当方もたくさんの方々から激励、お見舞いをいただきました。
本当にありがとうございました。

鳴子温泉郷は震度6強という揺れがありましたが、幸いなことに全体的には、
建物や人的被害はさほどない状態です。

旅館大沼も、特に被害はなく、避難している方などを中心にお客さまを受け
入れております。ライフラインもすべて整いました。

ただ、ガソリンがないので、物流が厳しく、一汁一菜のような食事となっています。
米には比較的余裕がありますので、うまい米はたっぷり召し上がっていただけます。

地震直後から数日続いた停電状態では、ほとんどの宿が温泉に動力を使うため、
温泉利用不可の中、旅館大沼の伝統の湯は電気を使わず自然湧出でこんこん
と湧き出てくれ、まさに神が湯に姿を変え人を癒しているかのようでした。

地元の共同浴場にもお湯が来なくなり、お年寄り達が温泉に入れず困っておりました
が、こんな時にこそと大沼の湯に入っていただき、喜んでいただきました。

それにつけても、沿岸部の被災状況は深刻です。それを思うと胸が痛くなります。
いまだ、沿岸部に住む多くの知人や親戚とも連絡がとれないでおります。

ライフラインが整い、温かい温泉にまで入れることを、本当に申し訳ない気持ちと
深い感謝の気持ちが入り交じる中、毎日を過ごしています。

雪が降る中、凍えながら耐えている避難者の方々に一瞬でも早く、救援の手が
届くことを祈っております。

今回の震災を経験し、様々なことを感じ、考えました。
決して普段は考えないような事がほとんどです。

こうしている今も、福島の原発は大変危険な状態にあり、周辺住民の恐怖は
想像を絶するものと推察いたします。
また、冷却作業をされている方々は本当に命をかけておられます。

1000年に一度の大地震と言われておりますが、あまりにも現実は過酷です。

なんとしてでも、この国難を日本国民ひとりひとりが力を合わせ乗り越えてゆか
ねばなりません。

今回は東北以外にも関東・首都圏でも大きな揺れがあり、被害が出ました。
お見舞いを申し上げますとともに、くれぐれもお大事になさってください。
今回の震災は、今までの発生の仕方とは異なり、予想がつきません。

まずは、平静に。今この瞬間瞬間できることを精一杯やってまいりましょう。

              2011/03/17    旅館大沼 五代目湯守 大沼伸治











春まだ遠し、でももうすぐ春♪

 2月はいくつかツアーやイベントがありました。

その一つが、当館で湯治修行をしていたSさんが
企画した「鳴子の冬遊び・雪暮らし〜体験モニターツアー」です。

チラシを作って告知したのですが、ほとんど集まらず
DMと当館メルマガで募集したところ、あっという間にリピーターさん
で埋まってしまいました。

今回の主眼は鳴子の冬ならではの楽しみ方を提案しようというものです。
寒い時期は寒湯治の盛んな時期ですが、外に出かけて遊ぶという
行為はほとんどしません。

都会生まれ、都会育ちのSさんは鳴子は冬こそ素敵!と感じたらしく
いろんなメニュー打ち出しました。

御協力いただいた、NPO法人鬼首山学校のみなさん、そして地元の皆様
本当にありがとうございました!


【雪渡り】
かんじきを履いて、鬼首・きつね森の雪原を歩きました。
2月になると、雪が固まってきていろんなところを歩けます。


これは、人の足跡ではなく、「うさぎちゃん」の足跡です。
人の顔みたいですね(^^)



【きのこの植菌】

ほだ木にドリルで穴をあけ、きのこの菌のついたコマを埋め込みます。
ドリルをまっすぐに入れるのも大切なポイントです!



【鬼の蔵での民話ライブ】

昔から鬼首にある立派な蔵で、縄文音楽集団「鬼」のライブと
地元の語り部・高橋さんの語りを楽しみました。
最後は壇上に登らせられ、司会の大沼さんの餌食になるSさん(笑)






《タネマキビトの集い》

2月は昨年の「大豆レボの集い」に引きつづき、NPO法人トージバの主催する
「タネマキビトの集い」も開催されました!


山形の松藤さんチームがわざわざ、お手製の石窯を持ってきてピザを焼いて
くれました。素敵すぎ!



「タネマキビトの集い」の様子は地大豆湯治@鳴子温泉郷の収穫・脱穀の様子と
合わせて下記にアップしました!
よろしかったら、ご覧下さいー。

http://www.toziba.net/daizu_revo/blog/








最近のコンテンツ

カテゴリー

月別記事

おすすめコンテンツ

ブログ内検索

その他

携帯サイト

qrcode